配車アプリ宿敵相乗り ウーバー・滴滴に対抗(2018/7/25日経13面)
日本交通グループと東京無線協同組合が配車アプリで提携する。
首都圏で競合するライバルが手を組むのは異例で、ウーバーや滴滴出行などの動きが背中を押した。同アプリを使い東京で呼べる車両数が一気に5割増える。
自家用車を使って客を有料で運ぶライドシェアは、日本では原則禁じられたままだ。そこでウーバーや滴滴はまず、タクシー配車で日本市場を開拓する構えだ。タクシー会社は外からの脅威に、まずは結束して身構えようとしている、とのこと。
タクシーは一同団結し、顧客としっかり繋がって欲しいですね。
タクシーは公共交通機関ではないという説もありますが、空港や駅を含め人の暮らしに不可欠です。
必要不可欠を支えるにはコストがかかるのです。タクシー会社はメーターに因る収入機会の制限を含め、インフラ負担を強いられています。
AからBの移動ならウーバーもありなのですが、これは公共交通機関には遠いサービスで、交通インフラではなくITインフラです。
種類が違うサービスが同じ土俵にいればケンカになるのも頷けます。特に負を担っている側からすれば、おいしい収入機会だけ奪われたら怒りたくなるでしょう。
日本の市場では、おいしい所を食べ過ぎない、お行儀が必要だと思います。でも、そもそもライドシェアはスマートで良いアイデアです。ウーバーも滴滴も、お行儀良くがんばって下さい。