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Gのコラム 61

広がる3環状道(中)都心の渋滞軽減に効果 五輪交通対策も(2018/6/6日経31面)

 

首都高速道路によると、首都高全体では16年度、ドライバーが渋滞で失った時間の合計を指す渋滞損失時間が2300万時間に達している。

 

同社は新JTC(仮称:小松川JCT)の交通分散効果が発揮されることで、20年度の渋滞損失時間を16年度比で約4割減らせると試算している。

 

 

 

JCTの新設で4割も渋滞が削減されるのですか。2300万時間の4割なら、時間1,000円で換算すると92億円です。自家用車も含めた自動車運転手側にはとても良いことですね。

 

ですが、渋滞中も給料の内ですから、損をしていたのはドライバーではなく、運送会社ということでしょうか?それとも運送料を支払う荷主でしょうか?

 

何れにせよAからBにモノ運ぶことを中心に考えますと、全体として時間が短縮されることは解り易い全体最適です。その場合の利は誰のモノになるのでしょう。高速道路の値上げもあるでしょう。運送料の値下げ?運送会社の儲け?ドライバーの給与UP???。分配の問題は力関係で決まるのでしょうね。

 

あと、五輪交通対策についても記事にありました。五輪は約1ヶ月間の特殊な事情ということで、運ばない物流の実証実験をやって欲しいです。「すいません、五輪なもので」と云って、運ぼうとしなければ世の中どうなるのでしょう。以外に、すんなり行くのではないでしょうか。