ピッ。
さて・・・・
それでは前回の続きでございます。
”つちこでん”の時代の中国にタイムスリップしてしまった、AKIRAですが・・・・。
そこで見たものは、つちこでんのメンバーの1人、
劉(りゅう)の青年時代でございました。
――劉「さあ、今日も一日がんばんべえ!」
劉は、近所の「小籠包配送センター」で働く一人の若者でございました。
朝から晩まで働き詰めの生活でしたが、生活は決して楽ではありません。
しかし、貧しいながらも温かい家族に囲まれ、劉は幸せに暮らしておりました。
・・・・
・・・
・・
意外とすんなり現代に戻ってきたAKIRA達に、
藤田伝九郎が、「トラックドライバーオリンピア」に出場するよう命じるのでございます。
「トラックドライバーオリンピア」は、全国、いや世界中のトラックドライバーたちの祭典・・・・生半可のドライバーテクニックでは太刀打ちできません。
AKIRAは、優勝するための力を得るために、山へ修行へ行き(行かされ)ます。
そして、山奥の“心山道場”にて、老師範・”運行(うんぎょう)”との修行が始まるのでございます。
AKIRAを待ち受ける荒行は、とても厳しいものでございました。
――運行「この矛(ほこ)を受け取れい。」
--AKIRA:「矛の先っちょに、サイドミラーがついてる?!」
しかし、持ち前のひたむきさと根性で、何とか1か月が過ぎ・・・・
(主に武力ですが)一回り、いや二回り成長することができたのでございます。
そんなAKIRAに、恐ろしい最終試験が待ち受けておりました。
その内容とは・・・・。
洞窟の中で・・・・。
木彫りの像を彫る、というものでございました。
しかも、”心山道場”卒業生である伝九郎と満腹の作品を超えるものを作らなければ、破門となるキビシイ試練でございました。
案の定、一瞬で心が折れるAKIRAですが・・・・
--運行:「AKIRAよ・・・AKIRAめるな!」
「AKIRAめたらそこで試合終了じゃ!」
「AKIRAめない心を持つのじゃ!」
その時・・・葛藤の中に迷い込んだAKIRAに、一筋の光明(ひかり)が・・・・
それは、初めてトラックドライバーとして働いた時の事・・・・
荷主に「ありがとう」と言われた時の事・・・・
初めてトラックを運転したときの景色だったのでございます。
そして、「悟り」を開いたAKIRAは・・・!!
一心に「ノミ」を振りかざすのでございます!!!
--カーン!!!
・・・・最終試験、発表日・・・
老師範、運行が目にしたものとは・・・・・・・!!
--運行:「はっ・・・はうあ!!!」
――運行:「はっ・・・・破門(はもん)っ!?」
・・・・・
・・・
・・
ピッ。
いやはや、一番いいところで終わってしまいました。
え?続きが気になるって?
早く続きを教えてくれ?
まあまあ、焦らず、焦らず・・・・。
休憩(お茶)タイムに致しましょう。
つづく