「ヤマト、上場来初の赤字」(2017/11/1日経19面)
2017年4~9月期連結決算で、ヤマトホールディングスは1949年の上場以来、初の営業赤字128億円。
一方、日本通運の営業利益は32%増の322億円で過去最高、とのこと。
長い歴史の中のたった半年の成績で企業や経営の優劣を判じるものではないのですが、
今回の極端な差は、宅配事業にあるようです。
ヤマトは、宅配の人員を増やし、外部委託も増やして、荷物の増加やドライバーの働き方への対応を行っているようです。
一方、日通は2010年に「ペリカン便」から撤退したこともあり、人手不足の影響を受けにくく、法人顧客にはコスト増分を転嫁する方針で損失を抑えることが出来たようです。
ヤマトも大口顧客への値上げを行っており、「約9割メドがついた」とのことですが、この半期においては明暗が分かれました。
経営を担う者にとって、赤字は苦しいです。
社員が一生懸命がんばっているのに、お金をもらえず、損をするのです。。。
でも、ずっと損をするのではなく、何かのために一時的にガマンをするのならば気持ちは萎えないですね。
宅配事業はとても立派な社会インフラです。
荷物の増加やドライバーの不足に真摯に向き合い、一時期の赤字を甘んじて受け止める。
きっと、ヤマトは直ぐに復活するでしょう。
がんばれクロネコ、がんばれヤマト、ついでにガンバレG.com!