~数日後~

ここか・・・。


こんな山奥に、ほんとうにあんのかな?
ザッ、ザッ、ザッ、、、



やけに汚い道場だな・・・。
本当にここで合ってんのか??

あ、あのー。
お爺さん、ここ心山道場で合ってますか?
爺:「・・・・何の用ですかね?」
AKIRA:「あの、藤田伝九郎さんの紹介で、運行(うんぎょう)師範にお会いしたいのですが・・・。」
爺;「ん!?あんだって?!」

AKIRA:「あの!伝九郎さんの紹介で!運行(うんぎょう)師範に会いたいのですが!!!」
爺:「ん~?あんだって!?」
AKIRA:「(イラッ!)だから!伝九郎!紹介!運行(うんぎょう)師範います?!」
爺:「おお~・・・。」
AKIRA:(ほっ。やっと通じたよ)

爺:「厠(かわや)ならあっちじゃよ!」
AKIRA:「ズコッ!」
~ 本堂にて ~

AKIRA:「結局伝わらなかったけど、まあ、ここに居れば会えるだろ。」
ん?
こんな門下生いるんだな!!

あっ?!
【師範代 満腹太郎 藤田伝九郎】
伝九郎と満腹もここで学んだんだな・・・・。
しかも師範代・・・・!!
スッ・・・。

AKIRA:「??さっきの好々爺(こうこうや)・・・??」
AKIRA:「おじいちゃん。迷いこんじゃったのかな?ここは本堂だからね。厠(かわや)はあっちだよ。」

爺:「・・・・。」
AKIRA:「迷っちゃったのかな?家族の人に電話してあげようか?」
爺:「・・・・・。」

・・・・・。

AKIRA:「へ?」

えっ、ちょ、ま”!!!!!!
パチュ!!
AKIRA:「うぎゃああああ!!!」
爺:「ワシが師範、運行(うんぎょう)である。」
AKIRA:「え”っ?!!」
運行:「これからみっちりしごいてやるから覚悟しとけよ。」
AKIRA:「しょ、しょんな・・・・」
第26話へ続く
