「日通、全企業に値上げ要請」（5/10日経14面）

物流最大手の日本通運は、企業向け物流を引き受けている全ての取引先に値上げを要請する方針を明らかにしたとのコト。

値上げの要因は、「膨らんでいる外部委託費など転嫁」となっており、コストに見合った運賃を荷主に求めるとのコト。

ドライバー不足が原因の値上げの波が物流業界全般に広がりそうなのだが、値上げが叶ってもドライバーの賃金が増えなさそうなのが気になります。

ドライバーは、なぜ不足するのか？いろいろあるけど、仕事に魅力がないのも大きな理由。

この国では、商品は「お届け」が当たり前。

お客さまから見てゼロ円のサービスに従事する仕事は、知らない間に地位が低くなるのではないのかな。

その昔、郵便配達のおじさんに手を合わせて「ありがとう」って言う、バア様は確かに居た。

これは、CtoC（個人から個人へ）が基本にあったから＋公務員＝お上の仕事だったこともあるのかな。

商売が盛んになってBtoC（企業から個人へ）が主流となると、モノを運ぶコトは、モノを売るためのオマケになっていきます。

「物流は商流の従物」が前提になっていくのです。

「お届けに参りました」と元気良く挨拶しているのに、目もあわせずに「そこ、置いておいて」では誰でも凹みますよ。「ごくろうさん、ありがとう」が聞ける世の中をつくるため、G.comは今日もガンバルぞ！