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Gのコラム 251

迫る「スコープ3」革命(2022/3/29日経17)

 

変革の一つのきっかけは、温暖化ガス排出量を示す「スコープ3」の削減目標を掲げ始めたことだ。スコープ3は調達する原料や部品、生産した製品までを対象とする。スコープ1(自社排出)、スコープ2(購入する電気、エネルギー)より目標達成は難しい。

 

スコープ3の削減目標はいわば公約だ。形だけの公表は許されず、株主が厳しい目でチェックし、メーカーに行動を促す。今月、米証券取引委員会は上場企業にスコープ1,2の開示を義務付ける案を示した、とのこと。

 

 

スコープの開示は「社会的責任を担う良い会社の証」になるのですね。しかし開示だけでは済まないですよね。ドンドンと際限なくスコープ値を下げるという実業とはどんなモノになるのでしょうか。

 

例えば電力会社や鉄道会社は?温暖化ガスを排出する前提の事業です。この対策には、お金と技術がいくらあっても足りません。すると電気代や電車賃が上がるという訳でしょうか。どんなコスト増も、最後は、最終消費者に回ってきます。頷けない話でお金を失うのはイヤですね。それを株主が厳しいチェックって言われても。。。

 

地球は大事です。このままでは未来を消してしまいますよね。でも、暮らしも大事です。難しいです。