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物流効率の悪化、深刻に「24年問題」も重荷(2/3日経15)

 

物流業界の効率性の低さは深刻だ。国土交通省によると、トラックの積載効率は16年度に40%を切った。これは荷台の4割分しか荷物が載っていないことを意味する。

 

「荷待ち」が2時間に上ることも珍しくない。さらに「24年問題」と呼ばれる人手不足がのしかかる。24年4月にドライバーの時間外労働の上限が月平均80時間になり、配送網を維持するのが難しくなる。各社は人材確保とともに、デジタル化を急いでいる。

 

業界全体で無駄のない「荷物のバトンリレー」の実現を急ぐ、とのこと。

メダルを争うリレーの決勝なら、バトンミスも否めないですが、ゆっくりやればミスはないでしょう。全体に「ゆとり」を入れた方が良いと思うのです。ムダ、ムラ、ムリは極小化ですよね。

 

そこにムダではない「ゆとり」が入れば全体効率はグッと良くなります。この問題はSupply Chain全体のコトですから、「運ぶ」側だけではなく、発着荷主も巻き込んだ解決が必要ではないでしょうか。G.comが提唱するのは「ゆるはい」です。

 

「荷待ち」を減らす工夫、「荷役」を小さくする工夫、時間指定の緩和などなど、視点を変えれば、まだまだ出来ることはありそうです。そもそも、月80時間の残業でこなせない仕事に問題はありますよね。24年問題が、物流効率化のきっかけになることを願っています。