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物流企業の脱炭素加速 (2021/04/14日経15)

 

中国の自動車メーカーが佐川急便に電気自動車(EV)を供給する。佐川は現在保有する軽自動車7200台を2030年までに切り替える。多くのトラックを保有する物流業界はCO²の排出量が多い。佐川の社長が「環境にさやしい車両ができました。社会インフラを担う企業として社会問題の解決に貢献したい」と話した、とのこと。


「環境意識高まり受け」とありますが、ここは加速するのが正解なのでしょうか。物流業界はCO²の排出量が多いのでしょうが、そりゃそうです。世のため、人のために重い荷物を大量に運ぶのですから。EVへの急速な転換は、EV製造時も、発電時にも、電力供給インフラの再整備でも、環境負荷が高まると聞いています。さまざまな問題を片付けながら、ゆるやかに切り替えていくのが、正解なのでしょうね。

それにしても、佐川は立派なリーダーですね。難しい課題でしょうが、うーんと勉強して、うーんと考えたのでしょう。メディアでは、脱炭素に向くコトすべてを奨励しますが、行うは難し、です。運送屋は、社会インフラでもありますが、温暖化ガスを吐き散らかす商いです。吹けば飛ぶような小さな私たちでも、自然環境負荷軽減という地球の課題に正面から向き合っていかねばなりません。まずは、しっかり勉強からはじめます。